どうも! オオタケカメラ三代目のノブトモです。 最近は沢山の方々に野鳥撮影ガイドをご利用頂き、本当にありがとうございます。 お客様のお陰で沢山の発見あったりととてもやりがいを感じながらご案内をさせて頂いております! そこでふっと気づいたことが….。 結構いいチャンスがやってきて『撮れましたか~!?』って聞くと、失敗されている方がチラホラ….。 なんでか分かった気がします。 最近facebookやTwitter、インスタグラムでお問合せが数件続いたものですから、記事にし直してみます。参考にして頂ければすごく嬉しいです(^^♪ そしてシェアして頂ければもっと嬉しいです(*^^*)
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それでは本題に。
絞り優先だとシャッタースピードもそこそこ自在だし、露出もコントロールしやすいので使いやすいの分かるのですが… 自分も10代の頃はずっと絞り優先でした。カメラもD300だったので高感度は使いたくなかったからです。 しかし今は時代が進歩しました、低感度に拘るのは大変いい結果を呼び込んでくれると思いますが、拘りすぎると手ブレや被写体ブレ等のオンパレードになりかねません。普段から手軽に撮影するために、数少ないチャンスをものにするためにぜひご一読頂ければと思います。
野鳥撮影時のカメラの設定方法
いきなり無理言うなって声が聞こえて来そうです(笑) しかしカメラのスペックやターゲットにする野鳥、その時々の状況によって、適切なシャッタースピードや絞り値が変わってくるんじゃないかと僕は思います。 例えば都市公園でカワセミや小鳥を撮影するのと、広大な山間部で猛禽類を撮影するのと、薄暗い森の中でアカショウビンを撮るのとでは設定方法が変わってくると思うんです。 特に珍しい野鳥に出会ったら失敗したくはないですものね! なのでマニュアルモードで撮影です。
言ってる意味わかんねーよって殴られそうですが続けます。 まずはシャッタースピード、これで表現がかなり変わりますよね、流し撮りとか羽のブレとか、あるいはカチッととまってる猛禽類の写真とか。 野鳥写真の表現力の『要』になるように思います。 野鳥との貴重な時間、それをちょこっとの天候のせいでブレたブレなかったブレ過ぎたなんてもったいない事したくないんです。 だから『自分の好きなシャッタースピードで撮る』んです。止まりものやホバリングはガツガツとシャッタースピード落としてISOを下げて撮影出来ますし、ブレが怖い時はSS上げて撮影できます!。これで『確実に』『意図したシャッタースピードで』撮影することができます。 ご自分のセットで「自分はどの位シャッタースピードを落としても手ブレしないか」予め練習してみるのもおススメです。
カメラとレンズ、または組み合わせによってF値は変わってきます。
だからもっと分かりやすく例えろよってブーイングが聞こえそうですが無視して続けます。
単焦点の場合、解放でも高い解像度が得られるでしょうけどちょっと絞っただけで見違えるような事もありますのでお試しください。 また、絞る最大の理由が「色彩に深みが出てくる」事ですね、画が締まる様な感じです。 例えば適正露出でもちょっと白っぱしいなと感じる時、1絞りも絞ればぐっと色味が深くなるはずです、ちなみに2/3から1絞りで十分かと思います。 殆どの場合テレコン付けたらF7.1くらいは絞って撮影してます。 僕はヨンニッパ使いでテレコン2xなので最低でもF7.1は絞ります。 反射の強い野鳥は特に絞って下さい。 ズームの場合は大体F5.6かF6.3ですので1絞り分絞りましょう、F5.6ならF8.0位は絞った方がいいと思います、特に陽が当たっていたら積極的に絞っていきましょう。 もし「現場が暗くてしょうがない」場合解放でもいいかな?位の認識でいれば間違いないと思います。 これで、『確実に』『意図したシャッタースピードで』さらに『自分のセットに合った絞り値で』撮影が可能になったわけですが….じゃあ露出は??
これ、すごい抵抗があるかと思います。 プロがオートだと!? アマチュアじゃねーか!! って殴られてる気分ですが続けます。 全部が全部マニュアルじゃ手が追い付かないです。『確実に』『意図したシャッタースピードで』『自分のセットに合った絞り値で』撮りたいから。 今どきのカメラなら、ISO800以内で!なんて思わなくても大丈夫です。 例えばヤマセミが飛び出しました、シャッタースピードが1/1600だったとします。そしたらいきなりホバリングを開始した! こんな一瞬しか無いチャンスでもシャッタースピードを適当にガッと下げればISOもそれを追って下がってくれるわけです。 ちなみに曇りの時や日陰ばかりを狙ってる場合はオートじゃなくてもOKですよ。 もともとそんなに明るさが変動しないし、ISOオートで曇りだとちょっと余計ISOが上がりますちなみに照明使ったシマフクロウの撮影なんかでもオートはかなり余計にISOが上がってしまいます、これはISOも固定でいいです。全く変動致しません。 機種によってはISOをここまでしか上げたくない、等々あるはずですので、ISOオートで上がる上限を大概の機種が決められると思います、そちらの設定も試してみて下さい。
NikonはD7000シリーズから上位機種、canonは7DMarkⅡの世代の上位機種から出来る様になりました。 canonの場合、7DMarkⅡは測距エリア選択レバー、5DMarkⅣと1DXMarkⅡの場合は設定ボタン(SETボタン)にカスタム設定で露出の+-を割り当てなければ出て来ません、 そしてISOはオートじゃないと出来ません、この2点だけご注意下さい。僕NikonなのでNikonの例ですがご了承ください。
このマニュアルモード状態から露出補正をかけますがすんなり普通にかかります。 いつもの+-のボタンを押して、クリクリっとプラスへ
クリクリっとマイナスへ
これでもう変幻自在、『確実に』『意図したシャッタースピードで』『自分のセットに合った絞り値で』さらに『露出も自分の好みで』撮れるようになりました。
野鳥撮影時のAFの設定
よくAFの範囲を広くしている方もお見受け致しますが、出来れば狭く狭く持って行った方が、カメラが指令をより正確に読み取ってくれます。 僕の場合は一番狭いヤツ、もしくはその次に狭いヤツです(NikonD5で5点、9点・D500で5点、25点) カメラ任せにしすぎると、背景の方が明るかったり、コントラストが豊かだったり色彩豊かだったり物の凹凸が多い場合AFがどうしても、そっちに持っていかれてしまいますのでここは練習あるのみ! 野鳥は羽毛に覆われてふわふわしていたり、お腹が真っ白だったりでAFが効かない場合があります。 そんな時は被写体の中で色が違くなってる境界にAFポイントを当てるとAFが食いついてきたリしますのでお試しください。 カワセミが飛び込んでピンが来ないってお悩みの方はAFの範囲が広めで撮ってませんか?? AF範囲を広くすればするほどカメラが迷ってしまいます。 ただし、近すぎるなと感じた場合は広めの方が良いと思います、そこまで近ければそうそうカメラは迷わないですし、確実だと思います!
ハンティングの時失敗してくれれば飛び出しと飛びつきどっちも撮れますが、水絡みシーンを狙う場合飛沫にピンが持っていかれることも多々あるので集中して臨んで下さい。 予測がつく場合は飛び込む場所に画角をあわせておけば撮れると思いますが、あまり予測が出来ない場合は飛び出して飛び込んだ瞬間の飛沫にピンを合わせます この意識が大事だと思います! そうすれば次の瞬間に出てくる所を撮影できるのでそのまま被写体を小さいAF範囲で追いかけて頂ければほぼピンを外す事は無いかと思います!
RAWで撮影しよう
容量も食うし色も出しにくいRAWで敬遠される方もいらっしゃいましたが、JPEGではカメラの性能の半分程度くらいしか出せてないと思うのです。トリミング耐性や白トビ、黒つぶれへの耐性も素晴らしいですし、何よりも被写体そのものの立体感が素晴らしいです。そのあとJPEG見ちゃうと被写体が平らに見えてくる様な事もあるくらい違いますのでぜひRAWで撮影してみて下さい。 最初はカメラについてくるRAWの現像ソフトからで構いませんが、AdobeのLightroomやSilkypix等おススメです。 相当細かく追い込めます。
ちょっと使いこなしてきたら!
背景が明るくなったり、暗くなったり、順光になったり逆光になったりと目まぐるしく条件が変わるなんて言う事が起こりうると思います。 そんな時はISOもオートをやめてマニュアルで撮影してみて下さい。「SSとF値にISOを合わせる」イメージで、ISOを露出計をみながら合わせます、これで撮影出来ればもう大丈夫! どこを飛ばれても大体安定して撮影可能です! しかし、急にSS下げたくなって下げてもISOは追従してくれないので注意が必要です。
また、ファンクションボタンに割り当てられる設定の中に、自分好みの物があるかもしれません、 ぜひ割り当ててみて下さい。 僕はNikon D5をメインで使ってますがPvボタンに連射を14枚にする機能を割り当てて、ここぞという時に14コマの連射を使っています、そしてFn1にフォーカスエリアを153点にする様に割り当てました、クマタカの撮影が多くなり、背景アリの時は今まで通りエリアは狭く・空抜けになったら153点にするようにしてます。 Fn3は指が届きにくいので風景や星を撮るとき様に、ファインダー内水平器の表示にして使ってます。
悪天候時でも低感度で綺麗に撮ろう!
止まりものでも、焦点距離が長くなればなるほどシャッタースピードをかせがなくてはブレてしまいます。 そうするとISOを上げるしかない・結果荒れる。 となりますが、一眼の場合、ミラーショックを回避できれば焦点距離を長くしてもブレない写真が撮れます。 Nikonで言えばディレーモード、canonだとどうなんだ? ライブビューにしてタイマー撮影すればミラーショックを回避できると思います! あとはシャッターの振動が収まるくらいのタイムラグを設定してシャッターを切るだけ! これで暗くても低感度で撮影が可能です。 僕もこれは頻繁に使うのでカスタムボタンに割り当てていて、Pv押しながらメインコマンドダイヤルを回すとディレーモードになるようにしてます。 これを使えば何ミリだろうがSS1/10とかSS1/20で切る事も可能です。 ISO100で800mmでも12000mmでもドンとコイです!
弱点はいきなりの飛び出しには対応不可です。 そこそこブレてないカットを撮ったら、徐々にシャッタースピードを下げていき、限界を超えて「何をどうしてもブレる」ようになったらいよいよディレーモードの出番です。 そこそこ良い表情の止まりものが撮れたら、また動きもの用に設定を戻しましょう!
最後に
最後になりますが、まずは相手を知る事、好きになる事が一番のコツかと思います。 「お邪魔している」「遊んでもらっている」気持ち、「相手の家にお邪魔している」気持ちが、より良い写真への一番の道ではないかと思います。 向こうからくる場合は別ですがこちらから近寄ったってその倍逃げられます、鳥たちには自分たちの保守距離の様な感覚が必ずあって警戒心の強い野鳥程それは大きくなります。 大声出せばそこ来なくなってしまう事もあります。 思い通りの撮影が出来ないからと追い回したり、驚かせたりは絶対にタブーです! 思いやりの心をもって接してください。
さあ! これで自分の思うままに、変幻自在に、野鳥撮影を楽しんでください!
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